将棋

電王戦第5局三浦八段がGPS将棋に敗れる

プロ棋士側の1勝2敗1引き分けで迎えた電王戦第5局はA級棋士の三浦弘行八段と昨年度世界コンピュータ将棋選手権優勝の東大駒場のGPS将棋の頂上決戦だった。結果はGPS将棋の完勝に近いといってもよく、結果としてプロ側1勝3敗1引き分けで終わった。こ…

電王戦第4局塚田九段が持将棋引き分けに持ち込む

プロ棋士側が1勝2敗と追い込まれての第4局はベテランの塚田九段が登場、コンピュータ将棋側はあの米長前会長を破ったボンクラーズ改めPuella αであった。今回は将棋の内容よりも塚田九段が劣勢から入玉を目指して、ついには230手もの長手数に及んだ勝負を…

電王戦第3局コンピュータ将棋がプロ棋士に連勝

1勝1敗で迎えた電王戦第3局は、船江恒平五段と昨年の選手権3位の「ツツカナ」の対戦となり、184手もの激闘の末ツツカナが勝利し、これでコンピュータ将棋側の現役プロ棋士との対戦成績を2勝1敗とした。 将棋ソフト、またプロ棋士破る 電王戦、団体戦に…

第2回電王戦第1局はプロ棋士の勝利

コンピュータ将棋が現役プロ棋士に挑む第2回電王戦は開催決定からいろいろな予想はあったようだが、その対戦が今日から始まった。毎週土曜日に1局ずつ5番勝負が行われる。その第1局で新鋭の阿部四段がコンピュータ将棋「習甦(しゅうそ)」に見事勝利し…

米長邦雄・日本将棋連盟会長死去

日本将棋連盟の現会長で元名人、永世棋聖の米長邦雄氏が亡くなった。69歳というから、奇しくもあの大山康晴十五世名人と同じ享年であった。ここでしばしば名プロレスラーの訃報を書くことはあったが、将棋の棋士は初めてである。 訃報:米長邦雄さん69歳…

第2回将棋電王戦出場メンバー発表

ネットを見ていたら、偶然コンピュータvsプロ棋士の第2回電王戦の記者発表がニコニコ生放送で行われていた。ついつい最後まで見てしまったので、関心のある自分として知っている範囲のことを述べてみよう。 第2回電王戦(ニコニコチャンネル) 第2回将棋電王…

将棋ソフト「ボンクラーズ」が米長会長に勝利

ある程度、コンピュータにも将棋にも覚えがある自分にとっては大変興味深く、感慨もある対決である。コンピュータ将棋の1つである「ボンクラーズ」が初めて、引退しているとはいえ将棋名人経験者である米長邦雄将棋連盟会長(永世棋聖)に勝利した。多くの…

コンピュータ将棋と将棋連盟会長が「電王戦」

昨年情報処理学会が日本将棋連盟に「挑戦状」を叩きつけて始まった、コンピュータ将棋vsプロ棋士の対戦は、ようやく2戦目が行われることになった。「電王戦」というそうだが、名称の問題ではないだろう。 米長永世棋聖、コンピュータと対局へ「電王戦」来年…

羽生が王位奪回、大山に並ぶタイトル80期

羽生がまた将棋界の歴史を塗り替えようとしている。王位戦でタイトルを奪回し、これで通算タイトル獲得80期となり、大山十五世名人と並んだ。40歳でのタイ記録到達はもちろん最年少記録である。 羽生、王位奪取で史上1位の80期獲得(スポーツ報知) 羽生、…

羽生が名人位を失う

久しぶりに将棋の話題と思ったら、なんと羽生名人失冠である。いきなり3連敗していたからありうる話だったが、それでも以後3連勝、名人戦史上初の3連敗4連勝の奇跡の防衛かと期待したが、やはりそうたやすい相手ではなかったようだ。 森内九段、名人奪還…

あから2010が清水女流王将に勝利

注目の将棋ソフトvsプロ棋士対決の第1弾の「あから2010」vs清水市代女流王将の一戦が行われ、あから2010が見事に勝利した。勝敗はある程度予想はされていたが、クラスターマシンと4つの異なるソフトの「合議制」によるあから2010の将棋の内容はどうだったの…

羽生が再び永世七冠に挑む

羽生が前人未到の永世七冠に再び挑む。2年前にあと1勝と迫りながら、まさかの失速で獲得できなかった永世竜王の資格とそれによって実現する永世七冠が見えてきた。 羽生名人、竜王挑戦権を獲得…久保二冠破る(YOMIURI ONLINE) 羽生の勝負師としての凄いとこ…

コンピュータ将棋の名称は「あから2010」

情報処理学会名で日本将棋連盟に挑戦という名目で話題のコンピュータ将棋の名称が「あから2010」に決まったという。実体は東大の676コアを持つXenonクラスターを利用したもので、4つの将棋ソフトの合議制で次の1手が算出されるそうである。 女流王将vs.「…

コンピュータ将棋は「機械学習」と「合議制」

コンピュータVSプロ棋士が情報処理学会と日本将棋連盟から発表されてから、その第1局というべき対戦が10月に迫っている。対局くらいならすぐにでもできそうなものだが、コンピュータ側は大学のグリッドを用意するとのことでスケジュールその他の都合がある…

羽生、ストレートで名人位を防衛

羽生名人が名人戦七番勝負を4連勝でストレート防衛した。近年の七局目までもつれ込む展開からすれば、珍しく無風の防衛に終わった。裏を返せば、盛り上がらなかった名人戦だったともいえる。かつて史上初の七冠王を達成した羽生名人の、その七冠を崩したの…

情報処理学会が将棋連盟に挑戦状

コンピュータにも将棋にもある程度通じている者にとっては、これは語っても語り尽くせない話題ではある。コンピュータ将棋のソフト側が人間のプロに挑戦状を叩きつけたという、脚色満点の話題作りのようではある。 情報処理学会が将棋連盟に挑戦状 米長会長…

羽生名人がカド番から逆転防衛

昨年度名人位を奪回した羽生が、やっと名人防衛に成功した。今期は2勝3敗のカド番に追い詰められてからの逆転防衛だっただけに、一時は再び羽生が名人失冠、郷田新名人誕生かと思われた。 将棋:羽生が郷田降す…4勝3敗で防衛 名人戦・第7局(毎日jp) 将…

中原十六世名人が引退

将棋の大名人の中原誠十六世名人が突然引退を発表した。昨夏に脳出血で倒れ、復帰が不安視されていたが、結局引退を決断することになった。昨年は一流どころも倒し好調だっただけに、病気が原因の引退は惜しまれるところではある。ただ実績、記録的には、す…

羽生、永世七冠獲得に失敗

まんまとやられたと羽生。永世七冠を目前にして、まさかの大ブレーキで年末の最後になって獲得に失敗してしまった。羽生相手に3連敗から奇跡的な4連勝で逆転防衛して、初の永世竜王の称号を獲得した渡辺明をむしろ称えるべきなのだろうが、今年の羽生が神が…

羽生名人が永世七冠への竜王挑戦権獲得

ついに羽生が竜王戦の挑戦権を獲得した。春に名人を奪回して永世名人資格を獲得してから、将棋界の7大タイトルの中で永世資格を獲得できていないのは竜王だけになっていたが、ようやく最後の1つにリーチをかけたことになる。羽生の竜王戦登場は実に5年ぶり…

羽生が8年ぶり棋聖を奪還し4冠

つい先日、名人位を奪還して19世永世名人称号の資格を得たばかりの羽生が、引き続く産経新聞社主催の「棋聖戦」でもタイトルを奪還し4冠に復帰した。中日新聞などの新聞社連合主催の「王位戦」も進行中で、こちらも第1局で先勝しており、現時点では5冠…

羽生が名人位奪還・永世名人資格獲得

将棋名人七番勝負第6局で挑戦者の羽生が森内名人(18世名人資格者)に勝ち、4勝2敗で名人位を獲得、5年ぶりの返り咲きとなった。これで名人位獲得通算5期となり、規定により19世永世名人有資格者となった。将棋名人が実力制に移行した戦中から戦後に誕生した6…

将棋ソフトが現役アマ王者を破る

例年この時期に行われている「世界コンピュータ将棋選手権」で「激指」が優勝、「棚瀬将棋」が準優勝となった。ちなみにどちらも東大が起源の将棋ソフトである。それらのソフトのエキシビジョンとしてアマトップの強豪との対戦も行われ、両ソフトともに人間…

羽生、名人挑戦者に名乗り

昨夜は珍しくNHK BSを見る機会があり、将棋A級順位戦最終局の中継に見入っていた。世の中ではろくな事件、事故のニュースしかないところに、ひととき異次元の世界を覗いたような気持ちになった。 結果は、今年はあまり波乱はなかったようで、出てくるべき人…

羽生、歴代最速の通算1000勝を達成

羽生現王座・王将がA級順位戦で勝利し、歴代最速最年少の公式戦1000勝を達成した。これまでの谷川九段の25年・40歳での記録を抜き、22年・37歳での記録達成であるという。 羽生王将:公式戦通算1000勝を達成 歴代8人目(毎日jp) 将棋の羽生王座、最速・…

加藤九段1000敗の大記録

将棋の加藤一二三・九段が史上最多の公式戦1000敗目となり、話題となっている。どんなジャンルでも、勝って騒がれることはあるが、負けることが話題になるのは珍しい。最近でいえば地方競馬のハルウララくらいではないか。 将棋・加藤九段、史上初1000敗…

次の1手の脳研究

富士通と理化学研究所が共同研究で、将棋などの次の1手を判断する脳のメカニズムの研究を進めているという。脳研究というとニューロコンピュータとか、脳のアイデアをコンピュータに応用する話を想像するのだが、これは本当に脳そのものの研究らしい。 次の…

森内、史上5人目の実力制永世名人

将棋の世界では歴史的出来事である、永世名人が誕生した。将棋名人戦で森内俊之名人が七番勝負最終局に勝ち、4−3で防衛、通算5期名人となり、十八世名人の資格を獲得した。 将棋:名人戦 森内が防衛、永世名人に 最終局で郷田降す 将棋の歴史の中では、歴…

俳優の石立鉄男さん死去

名脇役といえる石立鉄男さんが急死したとのこと。若い頃のドラマの内容はあまりよくは知らないが、当時はあのアフロヘアのおじさんかという印象は残っている。 「パパと呼ばないで」石立鉄男さんが急死 近年の役では、「遠山の金さん」の沢庵役が好きだった…

羽生が小学校で特別講師

あの羽生が将棋の伝統文化を伝えるために、小学校に講師として登場。1小学校のために羽生が出向くとは、もったいないという気がしないでもない。 将棋の羽生3冠が特別講師 小学校のクラブ活動で 将棋といえば羽生しか知らないという世間の人からすれば、話…