科学

NTTなどが「素因数分解問題」で世界記録更新

NTTなどが海外の研究グループと共同で、公開鍵暗号の仕組みといえる大規模な素因数分解で世界記録を更新したという。解かれては困るRSA暗号などの解読に繋がることをあえて実行することに、どういう意義があるのだろうか。 NTTなど、公開鍵暗号の素因数分解…

電池不要のテレビリモコンを開発

すっかりテレビといえばリモコンが定着して、手が届かないところにあるエアコンと同様に、テレビ本体を操作することもほとんどなくなった。このリモコンに電池を供給することなく、リモコンを押すたびに発生する振動によって発電する仕組みが開発されたとい…

寿命1000年のDVDが開発される

PCに関連するメディアが磁気メディアから光学メディアに変わってきてから早15年以上、すでにCD、DVD、Blu-rayと変わってきている。そのDVDの寿命が1000年のものが開発されたという、半ばネタのような話がある。 「寿命1000年」うたうDVD、米新興企業が開発…

ノーベル物理学賞は光ファイバーとCCD研究

2009年度のノーベル物理学賞は、どちらかといえばテクノロジーといえる光ファイバーとCDD研究の各氏に贈られることが決まった。昨年の素粒子論の日本人3氏の場合とは、だいぶ傾向が変わったようにも見える。 ノーベル物理学賞、光ファイバーとCCD研究の…

大型ロケットH2Bの打ち上げ成功

日本の科学技術の威信を賭けた大型ロケット「H-IIB(H2B)」の打ち上げの様子の動画が、YouTubeなどにも投稿されている。まるで皆既日食を見るときかのような盛り上がりである。深夜の中の打ち上げのためにロケットが輝く様子は、何か映画のワンシーンでも見…

IBMが分子構造の画像化に成功

IBMが分子構造の画像化に成功し、将来的な分子レベルのコンピュータ・チップの可能性を拓いたという。分子レベルの構造はすでにわかっているはずだから、何が新しいことだったのだろうか。 IBM,分子構造の画像化に成功―半導体の小型化/省電力化への貢献に期…

ケーブル不要の充電技術の可能性

携帯やノートPCを持ち歩くときに、いつも気になるのはバッテリーの残り時間である。昔に比べればずいぶんと時間が長くはなったものの、うっかりすると電池切れの状態になる。とはいえ、いつも電源ケーブルを持ち歩くと、今度はケーブルの所在が気になってし…

46年ぶりの皆既日食

事前に大いに期待されたものの、国内では天候のせいであまりよく見えたところは少なかったようだ。とはいえ、こういう時にオンラインの映像はありがたいもので、少しは宇宙の出来事を想像することができる。こればかりは問答無用で眺めるのがよいと思う。 NH…

ムーアの法則の限界は2014年

すでにIBMの研究者にも指摘されていたムーアの法則の終わりは、2014年であるという。Intelの設立者が「マイクロプロセッサ上のトランジスタの数は約2年ごとに倍増する」と予言したのが1965年だから、2014年までとして約50年もこの法則が成り立って進歩を続け…

「5次元ディスク」とは何か

「5次元ディスク」とは何だろうかとタイトルに惹かれたが、新しい光ディスクの可能性を示したものだということらしい。科学雑誌「Nature」に掲載され、すでにSamsungとも契約しているという。 大容量の「5次元ディスク」、豪大学が開発(ITmedia) 自宅の映画…

ウイルス感染と口コミの類似性

新型インフルエンザが世界中で感染の危険に対処している現状だが、まさに見えないテロとの戦いに似ているところがある。誰にも平等に感染する可能性があるし、誰が保菌者であるかも発症してみないと追跡しきれない。 ウイルスそのものの研究と、このような世…

MicrosoftのPhotosynthを地図情報へ応用

Microsoftも球面コンピュータだのテーブル型PCだの、しばしば比較的ユニークな研究開発の成果を公表する。この3次元技術もそうした研究開発の一環だろうか。WindowsだのOfficeだののような汎用的なソフトウェア開発と違って、特殊な分野では役に立ちそうな技…

ムーアの法則は終わる

コンピュータの素子について言われてきたムーアの法則が、そろそろ終焉を迎えるのではないかという予測がある。法則といっても原理的なものではなく経験上の法則だから、むしろこれまでそれがかなり整合してきたことの方が驚くべきことかもしれない。 ムーア…

Stanford大学講義ビデオがダウンロード可能に

カリフォリニア大学バークレイ校がYouTubeのチャンネルに講義ビデオを公開し始めた時も衝撃的だったが、その後さらにいろいろな大学が講義の公開を行うようになってきた。Stanford大学やMITなどもそうで、有名大学の講義の雰囲気を体験できるだけでも学術的…

米ロの通信衛星が衝突

こんなことが起こりうるんだというような、史上初めての衛星同士の軌道上の衝突があったという。スペースシャトルならずとも、各国がいろいろな衛星を打ち上げて実用的な利用をしている時代だから、いつかは起こりうることだったのかもしれない、宇宙は広い…

脳情報通信とは何か

歴史的には「人工知能」に始まり、ニューロコンピュータやバイオコンピュータ、DNAコンピュータだとか、人間の脳機能をコンピュータへ応用するというか、コンピュータを人間の脳に近づける試みは、コンピュータ発展の歴史そのものであったといえる。このプロ…

ビデオゲームはボケ防止?

健康やダイエットには何がよいという話と同様に、ボケ防止には何が役に立つというものもいろいろな説がある。研究としてビデオゲームが脳の老化防止に役立つという実験結果が示されたというのだが、どうなのだろうか。 ビデオゲームは脳の老化防止に役立つ―…

脳のように機能するコンピュータの開発

人間の脳に近づくコンピュータという構想は、昔から幾度ともなく繰り返されてきたものである。ここにきて再びIBMが大学と連携して、新たなその試みをしようとしているようである。 IBM、5大学と提携し人間の脳のように機能するコンピュータを開発 (ITmedia) …

日本人3人にノーベル物理学賞

これは凄いことだ。日本人のノーベル賞全体で見れば、これまでの受賞者に3人加わった(化学賞も今日1人受賞した)ということだが、純粋な素粒子理論での受賞となると、戦後の湯川秀樹、朝永振一郎以来となり、それも一気に3人受賞、今年の物理学賞を独占と…

テレポーション型量子計算を実証

しばしば量子コンピュータの突破口となるかという研究の試みが話題になる。現実的には理論と実験ともに、実現可能性を徐々に増しているように思える。今回はNTTと大阪大のグループがテレポーション型量子計算なる実験に成功したとのことである。 NTTと大阪大…

人間関係と口コミを数学モデル化

詳しい内容はわからなくて、ネット記事だけからの推測であるが、人間関係の数学モデル化の研究をNECと東京大学が共同で行ったという。高度な話か、すでに似たような話がありそうな気もするが、勝手な推論を書くことにする。 人間関係を数学モデル化、口コミ…

加速器のブラックホールで地球消滅?

欧州合同原子核研究所というより、Webの発祥の地といった方が一般には通りやすいCERNの加速器による実験に反対を唱えている人がいる。それによれば、実験によって生成されたブラックホールに地球が飲み込まれて消滅する危険があるという。宇宙のブラックホー…

原子1個の移動に必要な力の測定

今後のデバイス開発の進歩に貢献するかもしれない原子1個あたりの測定技術の成功をIBMが発表している。格子の面を原子1個あたりが移動する時の力の大きさを測定することができるようになったのだという。いわゆるナノテクロジーの1つである。量子までは行か…

NASAついに火星人を発見?

つい2日前にUFO目撃情報のニュースがあったと思ったら、今度は火星人発見か?のニュースである。ジョークかネタかと思ったら、案外真面目に可能性を探っているらしい。しかし、話題になっている写真はどんなものか。 NASAついに火星人を発見!?(ZDNet J…

ヒトの皮膚から万能細胞

人間の皮膚細胞から他の器官の細胞に成長しうる「万能細胞」を人工的に作ることに成功したとのことだ。ひょっとすればこの発見は人類の歴史を変えていくきっかけとなっていくかもしれない。 大人の皮膚から万能細胞…京大教授ら成功、再生医療期待(CNET Japan…

Googleが量子コンピュータのデモ?

何度か自分のブログでも話題にしてきた量子コンピュータだが、Googleの研究者が世界初の商用量子コンピュータを使って画像認識のデモストレーションを行うという衝撃的な?ニュースが流れてきた。 グーグルの科学者、量子コンピュータを使ったデモを実施へ(C…

ポアンカレ予想を解決した数学者

NHKスペシャルで、100年の難問と言われるポアンカレ予想を解決したロシアの数学者の特集をやっていたのを興味深く見入ってしまった。テレビの演出を抜きにしても、凄いの一言である。こういう人が歴史に名を残していくのだろうなと思えた。 100年の難問はな…

量子コンピュータの量子ビット間の通信

IT mediaは量子コンピュータの記事が好きのようで、しばしば新たな研究の進歩の話がある。果たして実用に足る量子コンピュータが発明されるのは、いつの日になるのかは見当もつかないが、コンピュータの未来に夢を与えるテーマであることは確かなようだ。 量…

IBMのナノコンピューティング

将来のコンピュータはさらなる高速化、大容量化、小型化が要求されるわけだが、新しいデバイスとして革新的なものに移行できなければ飛躍的な向上は望めない。近年では量子コンピュータ、DNAコンピュータなど、いろいろなものの原理や可能性が提唱されている…

5次元の物理学

NHKの朝のニュースで、たまたま見ただけだが、5次元の世界の理論が注目されているとのことだった。詳しい話は調べていないので、ニュース内容と想像だけのことを書こう。 理論の内容はともかく、その提唱者がハーバード大学の美人物理学教授とのことで、こ…