スパイ大作戦のDVD-BOX発売

 DVDが普及してから、昔にヒットしたドラマやらアニメの完全版がしばしば発売される。衝動的に欲しいと思っていても、まとまった投資も必要なので、予約注文をするのを躊躇していて期限が過ぎてしまったこともしばしばだ。どうしても入手したければその後でもいろいろ手段はあるだろうが、よほどのマニアでもなければ、なんとなく面倒くさいしトーンダウンしてしまう。今回も「これは」と思ったのが「スパイ大作戦DVD」だ。若い人にはトム・クルーズ主演のミッション:インポッシブルの原作と言った方がいいのか、あるいは新スパイ大作戦の方を知っているのだろうか。

TVドラマ版『スパイ大作戦』のシーズン2が日本語完全版で初DVD化!

 誰しもそうだろうが、ストーリーそのものより、オープニング部分と音楽がカッコよかった。特におなじみの日本語吹き替えの「おはよう、フェルプス君」で始まる指令の口上は、いつのまにか頭に中に刷り込まれている(笑)。低音の若山弦蔵の声とか今議員になっている山東昭子の声は、これでしか思い出せない。
 指令の最後の「なお、このテープは自動的に消滅する。成功を祈る」(プシューと音をたててテープから煙が上がる)は、カセットテープという時代を感じさせるものだ。その後、新シリーズではミニディスクに代わり、トム・クルーズの映画のときは光磁気ディスクを盗み出そうとしていた。


 スパイという設定だが、人は殺さず、アクションよりも頭脳プレーとチームプレーでターゲットを罠にはめて失脚させるというパターンだった。暗号を解読するシーンもしばしばあったが、タイムリミットぎりぎりで、割と周囲の状況(額縁の絵とか)から簡単に推理できてしまうようになっていた(笑)。
 だいぶ前に、1度だけロスに行ったとき、テレビを見たら、たまたまやっていたのが「スパイ大作戦」と「ポパイ」の再放送だった。アメリカ人もこれらの番組が好きなんだなと再認識した次第。


 そういう古い思い出も含めて非常に懐かしい。DVDもだいぶ安くなったようだし、すぐは見ないまでもコレクションとして買っておこうかと思っている。今のところは・・。