関東は雪景色

 関東地方は珍しく積雪をともなう雪である。だいだい5年に1度くらい積もるほどの雪が降るような気がするのだが、今年がそのサイクルに当たる年だろうか。
 北国の出身なので、積雪そのものに驚くことはないが、雪の影響で交通機関が乱れたり、歩行者が転倒して怪我をしたということがニュースになることの方に驚いたりする。北国では、犬が人を噛んだというくらいニュース性がないだろう。


 そういえば以前、雪が降った翌日に日陰の歩道がアイスバーン状態になっていたとき、自分はどんどん早足で歩くのだが、連れ立って歩いていた人たちがへっぴり腰で恐る恐る歩いていて「よくそんなに普通に歩けますね」と言われたことがあった。そう言われてみれば、雪道だろうが凍った道路だろうが、歩き方は子供の頃に体に染み付いているものだなと気が付いたことがあった。


 雪が降れば寒いと思われがちだが、雪が降るときはまだ暖かい方で、雪が降らずに風だけのときの方がむしろ寒いという感覚がある。子供は外を駆けめぐるから余計そうなのだろうが、残念ながらこの程度の雪では雪だるまや雪合戦ができるほどではないだろう。

自宅からの夕方の雪の様子