Google Sitesとは何か
Googleのサービスは名前を見ただけでは、何のサービスがわからないようなものが増えてきたが、Google AppsにGoogle Sitesというコラボレーションツールが加わるという。SNSから始まる、これは新しいグループウェアの形であろうと思うのだが、どういう特徴があるのだろうか。
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Webサービスの中で、グループのメンバーがかなり自由なふるまいをすることができ、各人がWikiのようなアクセスができるようなものでもあるらしい。動画や音声通話も含め、さまざまな形のコンテンツを共有できるものになりそうである。これまではSNSやWiki、カレンダーやコミュニケーションなど、個別のWebサービスだったものが、だんだんこれらの境界がなくなり、融合したような形に進化していきそうである。
Google Appsも単にワープロ、表計算のような個別Webアプリでなく、初めから共同作業が前提とするサービスの形のものになっていき、ユーザ側も業務にそうしたスタイルがマッチしていけば、これは新しい形の「Office」Webサービスとなるかもしれない。
これまでのように、単なるワープロをバージョンアップするたびに、ほとんど使わない動作を重くするだけの機能を加えていくようなソフトウェアの形態ではなくなるだろう。Googleドキュメントの機能の中でも、もっとも注目されているのがネットでの文書共有機能であることからも、単に従来のデスクトップソフトウェアをWebサービスに置き換えるだけでない、ネットならではの新しい形態が有効であることを示唆しているだろう。それがどういう形が標準的になるかは、これからいろいろなものが登場して、また淘汰もされていくことだろう。