マイケル・ジャクソン急逝

 朝出掛けに突然飛び込んできた速報・・・マイケル・ジャクソンが亡くなったとのこと。世界中がこのニュースで持ちきりになったと思われる。50歳だったという。大物アーティストの若くしての急逝は、昔のエルビス・プレスリージョン・レノンに匹敵するものだろう。

マイケル・ジャクソンさん死去(NIKKEI NET)
USA for AFRICA
マイケル・ジャクソンの空手着姿(東京イサミBLOG)

 近年は奇行や顔の整形による影響など、いい話は聞かれなかった。多分に有名人への嫉妬やスキャンダルにしたがるマスコミの影響などもあったのだろう。


 それほど多くのことは知らないが、自分にとってはマイケル・ジャクソンといえば、何といっても We Are The World である。もう20年以上前に、この曲をたまたまラジオか有線だったかで流れていたのを初めて聴いて、衝撃を受けた。英語はよくわからなくても、思わず口ずさみたくなるメロディと歌詞だった。そしてそのコーラスをやっていたのは、いちいち説明するのも憚られるほどの、当時のアメリカのもの凄いメンバーだった。


 初め作曲は、コーラスの中央にいたスティービー・ワンダーではないかと思っていた。しかしそうではなく、ライオネル・リッチーマイケル・ジャクソンの共作だったという。歌の演出まで短期間のうちにまとめあげたのは、マイケル・ジャクソンの天才ぶりだったという。たまたま作った曲がヒットしたというものではない。コーラスの「連中」は、ひとりひとりが強烈な個性を持つ超大物ばかりである。彼らがいかに独特の歌い方をしても、決してブレない曲になっている。マイケル・ジャクソンリードボーカルで歌っているのを聴けば、澄み通った安定したメロディであることがわかる。だから誰がどう歌ったからというだけではなくて、世界中の人々に感動を与えられる曲になっているといえるのだろう。仮にこの1曲だけだったとしても、後世に残る名曲を生み出したマイケル・ジャクソンの存在価値はきわめて高かったと思えるのである。


 日本との関わりで不思議だったのは極真空手(の分派)との関係である。名誉5段を与えられている。空手家のパーティに参加して空手着を「着せられて」ゴツイ空手家連中に取り囲まれている様子は、どう見ても違和感ありまくりであった。しかしマイケル・ジャクソンだからいいんだろう。スキャンダラスな話より、むしろ空手家マイケル・ジャクソンが話題になった方が幸せだったかもしれない。We Are The World のメイキング映像を見て追悼することにしよう。YouTubeもマイケル追悼をやっている。



Michael Jackson R.I.P. - WE ARE THE WORLD -


 
Michael Jackson - Making of We Are The World (studio)



Michael Jackson "We Are The World" (demo)