Amazon EC2クローン Eucalyptus 1.6.1リリース
楽しみなクラウドの本命となるかもしれないAmazon EC2クローン Eucalyptusがリリースされた。新版のUbuntu 9.10にも標準でバンドルされているから、いよいよUbuntuもサーバーの本命となってくるかもしれない。
オープンソースのクラウド基盤「Eucalyptus 1.6.1」(ITmedia) Ubuntuがクラウドパワーを獲得―「Eucalyptus」採用(7.27) Amazon EC2クローン「Eucalyptus」の実力は?(6.24)
これまでクラウド移行するのに、クラウドベンダーにデータからすべて預けてしまうのは不安や抵抗を示す意見は多かった。それならば技術があれば、自らの内部サーバー群をクラウド化して、プライベートクラウドを構築すればよいだろうという選択肢を可能にするものとなるだろう。インフラが遊休気味の組織ならばなおさらであろう。なおかつAmazon EC2との接続もできそうだから、外部へのWebサービス提供はAmazonで、内部業務はEucalyptusによるプライベードクラウドで、データから何から保管できるということになりそうだ。
いろいろなLinuxにも対応しているとはいえ、最も相性がよいのはUbuntuだと思いたい。これまでクライアント向きLinuxだと思われてきたUbuntuも、クラウド環境で一気にサーバー向きOSとしても主流になってくると期待したい。