ドコモからXperia発売

 ドコモのスマートフォンXperiaが発売された。結構な注目度で予約から好調のようで、あたかもドコモで初のスマートフォンであるかのような扱いである。そもそも「スマートフォンって何?」ということから報道していたテレビのニュースもあった。

Xperia発売、予約は5万台突破(ITmedia)
「XperiaはiPhoneに匹敵するスマートフォン」-NTTドコモ代表..(CNET Japan)

 ドコモのスマートフォンといえば、HT-03Aはどうした、BlackBerryは今後どうするのかと突っ込みもしたくもなるが、とにかく今はXperiaiPhoneに対抗する大本命のつもりらしい。しかし、ソフトバンクからHTC Desireが出れば、またややこしくなりそうだし、そもそもスマートフォンに注目が集まっているのは、ドコモでもソフトバンクのおかげでもない。世界の流れがスマートフォンに向かっているからである。海外で人気の映画が話題になっていても、まだ日本では封切りされていなかったようなものである。やっと日本でも公開されたときにファンが殺到したからといって、国内の映画配給会社が凄いわけではない。むしろ、ぱっとしない国内の映画ばかり見せられて、飽きがきていたような状態だったといえるだろう。そしてスマートフォンにしろ、iPadのようなものにしろ、またしても日本は後手を引きそうである。


 いずれ国内3社ともスマートフォンが出揃えば、いやでも従来型携帯からスマートフォンへの切り替えは進んでいくことになる。早ければ1年後くらいには、携帯とスマートフォンの比率が逆転するかもしれない。そのとき、携帯にあった日本独自の機能(おサイフ、ワンセグその他)はスマートフォンのエキストラの機能として果たして取り込まれるのか、ユーザもメーカーもそのへんの発想の切り替えが必要になるかもしれない。