「GooglePad」は実現するか

　スマートフォンとiPadの話題で盛り上がっているような新年度の初めである。iPhoneの独走許すまじとAndroidスマートフォンが出てきたように、iPadに対抗するタブレットもいろいろ出てきそうである。Googleも例外ではなく「GooglePad」なるものを果たして出すことはあるのだろうか。

Padキラー「GooglePad」がうわさに　ASUSもタブレット投入へ(ITmedia)
Chrome OSはいずれタブレットにも？　GoogleがUIコンセプトを披露(2.3)

　iPadはiPhoneのデカくしたようなものとも言われるが、それはiPhoneとOSが同じであることにも起因する。そうであれば同じようにGooglePadもOSはAndroidと思いきや、こちらはネットブック用とされるChrome OSになりそうだということである。このへんにもiPadとのコンセプトの違いが現われてくる可能性がある。同時に、やはりAndroidとChrome OSの関係はどうなっていくことかと気になるところではある。またEee PCでネットブック市場を生み出したASUSも、タブレット市場へも参戦してくる。こちらはコンセプトもさることながら、価格でも勝負をかけてきそうである。

　ネットブックの画面の狭さとインターフェースの窮屈さに比べれば、タブレットははるかに柔軟さがあるようにも思える。その意味ではネットブックに向かいつつあった需要の一部も、タブレットへ向かわせることもありうるかもしれない。タブレットはノートPCとスマートフォンを融合したものという位置づけが確立してくるのだろうか。