Google Docsの共有機能を簡易化

 Google Docsの共有機能が簡素化されるという。WebアプリであるGoogle Docsの最大のメリットは文書の編集機能ではなく、ネットを通したリアルタイムでの文書の共有機能であることは、すでによく知られたことである。Officeの文書を読み込んでも微妙なズレがなどと言っても仕方がない。ここは特性を生かした活用をするべきであろう。

Google、「Google Docs」のドキュメント共有機能を簡易化(ITmedia)

 GoogleWebサービスは頻繁にアップデートされているから、ちょっとアクセスしていないうちに勝手が違っていることはしばしばある。Google Docsでいえば、春先にはどんな形式のファイルでもアップロードできるようになったことが大きい。事実上、Google Docsがオンラインストレージサービスのように使えることを意味しているからである。さらに共有を利用すれば、他ユーザのストレージも利用できることを意味することになるだろう。必ずしも他人とばかり共有を考えなくても、自分で複数のGoogle IDを持っているような場合(自分は実際そうである)、横断的に文書を作成、保持できることになる。


 これまで共有機能は、共有したいユーザに招待メールを出すとか出さないとかのイメージだったが、もう少しビジュアルに共有状態を確認しながら文書編集を進めることができるようになるのだろうか。実際にリアルタイムで共同編集をすることはなかなかないが、ラフな文書を共有をかけておけば共同編集者が1両日中に更新していてくれるなどということは現実的にありそうである。少なくとも文書をメール添付するなどという時代ではなくなってきそうである。相手のこともあって、メール添付にせざるをえないような場合には、いつも「なんて原始的な方法でやっているのだろう」と思いながら送信しているのである。