ノートPCに変形するタブレットPC
iPadが出現以降、いろいろなコンセプトを持つタブレットPCの出現が予想されたが、これもその1つということができるだろう。Dellが披露したノートPCとタブレットPCのハイブリッド型のようなPCである。
ノートPCに変形するタブレット、Dellが披露(ITmedia)
表面的にはタブレットPCがノートPCに変形すると見るのか、ノートPCがタブレットPCに変形すると見るのかは微妙なところである。タブレットPCをノートPCのように使いたいときに一番問題になりそうなことが、キーボードとそれに向かう姿勢であると思える。バーチャルキーボードでは画面を真下に見ながら長い文章などのタイピングには向かないと思えるからである。
このハイブリッド型だと、折りたたみ式携帯にも似て、画面を立てて(枠の内側で)回転させると、キーボードを持つノートPCと同じ形態になる。タブレットPCとしては折りたたんだまま、画面を外側に向けて使用するということになる。
画面を縦方向に回転
ただ、こういうコンセプトPCだと、OSはこのDell機では何を採用しているのか、はっきりとしてはいないが、ノートPCとしての実績にあるWindowsが有利になるような気がする。他のOSだと、ノートPCとしての一般性がないからである。
しかし、画面を回転式で切り替えて、あら不思議という感じは、なんとなく忍者屋敷のからくり部屋を思わせる(たとえが古いか)。壁を押すと回転扉になっていて、隠し部屋に通じるというやつである。Dellとしても参考機なのか、どれだけ本気の機種なのだろうか。