シャープが「GALAPAGOS」を発表

 7月に予告されていたシャープの電子書籍端末が発表になった。12月発売というが、そのブランド名がなんと「GALAPAGOS」だという。

シャープ、電子書籍端末「GALAPAGOS」発表(INTERNET Watch)

 OSが独自の「GALAPAG OS」なのかと思ったら、想定通りのAndroid OSである。Google以外は現状ではChrome OSを採用するのは難しいだろう。


 またシャープ独自には電子書籍フォーマットである次世代XMDF形式であるという。電子書籍フォーマットの標準化は今後どうなるかはわからない。Office文書形式のように、Office Open XML Format形式やODF形式のように並立するようになるのだろうか。


 ガラパゴスケータイと日本の携帯電話が世界の標準からずれていって揶揄された言葉だが、結局日本発ではないスマートフォンの時代になりつつある。その流れの中でのタブレットPCの登場となっているわけだから、ここで国産のタブレットPCの方向性は、ガラパゴス状態からの脱却にも繋がるだろう。国産の良さをあえて強調するためにガラパゴスの名前を冠するのは、自虐的ものになるか、進化を示すものになるかは、今後のタブレットPC市場のの展開次第かもしれない。