今年の流行語大賞候補が発表

 早、今年も「流行語大賞」の時期がやってきた。今年流行った言葉が候補になるが、どういうわけか今年はピンとくる言葉が思い浮かばない。あまりテレビを見ないからかと思いきや、候補になっている言葉を見ても今年はどうも「不作」ではないかと思えてくる。

新語・流行語大賞候補に「なう」「iPad」「ガラケー」..(ITmedia)

 かつてはお笑い芸人の一発芸のようなセリフが流行語の候補になったものだが、今年の候補にはほとんどないようだ。どちらかといえばネット発の言葉が多いように見える。それにしても「iPad」「AKB48」などは、そのものスバリで流行語というにはどうか。Twitterで「〜なう」が流行ったというが果たしてそうだろうか。「なう」を使うのは、とりあえず何を書いていいかわからない一部のTwitter初心者だけのように思う。


 「ネトゲ廃人」も流行ったのかどうか知らないが、昔は「コンピュータ廃人」とか「PC廃人」という言葉はあった。ヘビーユーザやパワーユーザの自称だったように記憶する。あとはワールドカップ関連と、政治関連くらいだろうか。「本田△」は2ちゃんねる発だろうが、これはもともと「カズさん、カッケー」が起源のような気がする。「ガラパゴスケータイ」も今年に始まったことではないから、それに対する「スマートフォン」の方が流行語であるべきような気もする。


 政治の方は語る気にもなれないが、ここのところの事件では滑り込みで「尖閣諸島」、「海上保安庁」、「ユーチューブ」(マスコミ的にはカタカナで)などが候補になるべきだと思える。