FacebookがOffice Web Appsと連携か

ユーザ数、アクセス数を増やし続けるFacebookがさらに機能拡張をしてくる。今度はMicrosoft製品と連携するサービスが組み込まれそうだ。

Facebook、米国時間11月15日にイベント開催へ..(CNET Japan)
MicrosoftのFacebook版オンラインOffice「Docs」に..(ITmedia)

 まず、Facebookにメールサービス「Project Titan」が加わるのではないかという。今さらメールかとも思えるが、これまでのダイレクトメッセージだけでなく、GmailHotmailのようなフル機能が加わるのではないかという。やや興味深いのは、GoogleGmailをベースにソーシャルな機能を拡張しようとしてきた。ただ必ずしもそれはうまく進んでいるようには思えない。逆にFacebookはソーシャルのサービスをベースにメール機能を加えるということになりそうで、確かにダイレクトメッセージの機能拡張という位置づけに過ぎないといえる。メールがネット利用の中心という時代から考えれば、おおげさに言えばパラダイムが変換したということか。いつまでもメールが中心というスタンスはもはや古いパラダイムということになる。


 そしてMicrosoft寄りらしいのは、Office Web Appsとの連携である。上記のメールとの統合も含まれるという。すでにMicrosoft側からは「Docs for Facebook」の形で、ベータ版ながらFacebookとの連携ができているようである。今度はFacebook側からOffice Web Appsへのアクセスが可能になるようだ。これもFacebookの1つのアプリケーションというスタンスになるのだろう。これもOfficeの利用がPC利用の中心という時代から変わることを示唆しているような気がする。MicrosoftからすればGoogle Docsに流れるユーザをFacebookと連携することにより、なんとか食い止めたいというところだろう。それならばOffice Web Appsがもっと機能を増さなければならないだろう。ただのOfficeゲーム程度では実用にはならない。


 Webサービスは、Google AppsWindows Liveの戦いになるかと思われたが、この間にFacebookが入りこんでプラットフォームとしてのポジションを確立しつつあり、両者とも無視できない存在となっているようだ。さてネットにアクセスするとき、まず最初にログインするページは何が最適なのだろうか。