Facebookに新メッセージングシステム

 最近Facebookの話題ばかり書いているような気もするが、それだけ現在の関心が高いということでもある。現実のコミュニケーションがどうかというより、このWebサービスがどう拡張されているいくかに関心がある。噂された通り、新しいメッセージサービスが加わるという。

Facebook、新メッセージサービスを発表--「Social Inbox」などを採用へ(CNET Japan)
Facebook、マイクロソフトの「Office Web Apps」と新インボックスを連携

 それは従来のような電子メールのようなものではなく、Gmail対抗というイメージでもないようだ。むしろメールに代わるFacebook内でのスムースなメッセージングシステムのようなものだという。相手が電子メールで送ってきても、Facebook内のメッセージとして受信できたりするという。やはりFacebookにとっては「メールのようなもの」はコミュニケーションの手段の一部に過ぎないという考え方だ。ただし従来のような電子メールではないが、@facebook.comのようなメールアドレスは加わる。すでにWeb2.0以来、メールアドレスとはWebサービスにログインするためのIDに過ぎないから、これは自然だろう。ユーザへの公開までには多少時間がかかるようだ。


 さらにはFacebookのInboxにMicrosoftのOffice Web Appsが統合されることになる。Windows Liveのサイトに行かなくてもFacebookの中からOffice Web Appsが利用できるようになる。Windows Liveへよりは、Facebookへのアクセス数の方が大きいだろうから、これはOffice Web Appsにとっては効果が大きいかもしれない。コミュニケーションと文書の共有がスムースに結びつくからである。もっとも問題はOffice Web Appsそのものの機能拡張だろう。


 Facebookを見ていると、次第にSNSの概念も変わってきているのではないかと思える。