新語流行語大賞が決定

 あまりピンとくる言葉がなかったこともあり、あまり注目度がなかったような気がする今年の流行語大賞が決定した。年間大賞は「ゲゲゲの女房」からの「ゲゲゲの〜」だったそうだ。

「なう」が新語・流行語大賞トップ10入り(ITmedia)

なぜ「ゲゲゲの女房」そのままが対象ではないのだろうか。特に他の言葉に「ゲゲゲの」を付け加えて話すのが流行ったとも思えない。ドラマのタイトルそのままだと不都合なのだろうか。そもそも「ゲゲゲの鬼太郎」の作者の水木しげる氏の夫人が、ゲゲゲを旦那にたとえて、ならばその女房は「ゲゲゲの女房」になるだろうというウィットからの自叙伝のタイトルだったはずである。だから他の言葉に何でも「ゲゲゲの」を付けたからといって、面白いわけでもないだろう。ちょっと納得がいかない選考の解釈である。


 他のベスト10入りも、自分には印象は薄いようだ。「知らない」というのは少なくとも周囲で使っているのを聞いたことはないということである。


いい質問ですねえ!・・池上彰さんの分かりやすい解説は確かに面白い
イクメン・・・・・・・知らない
AKB48・・・・・・以前なら「モーニング娘。」が入るところか
女子会・・・・・・・・知らない
脱小沢・・・・・・・・マスコミが勝手に小沢叩きばかりやっていただけ
食べるラー油・・・・・知らない。あまりラー油は使わない
ととのいました・・・・お笑いの人の名前を知らない。
〜なう。・・・・・・・「なう」を使う人はTwitter初心者のイメージしかない
無縁社会・・・・・・・何を言いたいのかはわかるが、知らない。


 むしろ駆け込み的に特別賞を受賞した斎藤祐樹投手の「それは仲間です」の方が、はるかに感銘を受けた。伝統の早慶戦で打たれながらも最後に優勝が決まったという場面で、感動のあまりにアドリブで言った言葉が「名言」のようになるのだから、やはり彼は仲間だけでなく「何かを持っている」人間のようだ。プロに行っても「そういう星の下に生まれた人」と言われるような活躍をすることができるか、期待する人は多い。