Chrome OS搭載ネットブックは披露されるか

 予想の段階では、あまりあれこれ述べても仕方がないが、Chrome関連イベントの行われる予定で、その中でようやく、Chrome OS搭載のネットブックのお披露目が行われるのではないかという。つい先日、登場は年明けに延期という発表があっただけにどうなのか。

Google、Chrome関連イベントを12月7日に開催(ITmedia)
Google の Chrome OS キーボード、Capsの代わりに検索キー搭載(Engadget)

 Chrome OSのことは期待もあって、さんざん取り上げてきたが、一言でいえば「狼少年」状態、この1年の趨勢でいえばiPad登場によるタブレットPCへの傾斜で登場時期を逸したという印象である。市場はネットブックのブームが去り、タブレットPCに期待がかけられているからである。Google Waveのように突然の開発中止などということにもなりかねないという懸念があった。


 Chrome OSも方針転換して、ネットブック用からタブレットPC用にもなるとも見られているが、そうなるとAndroidとバッティングする。まだ実績のないOSに期待するのはGoogle自身だけだとも見られてしまう。

 
 部分的な情報だけはしばしば流れてくるが(関心を繋ぎとめるための意図的リーク?)、キーボードに関するものもある。やはりネットブックなどのキーボード付きデバイス(あいまいな言い方である)向けに、まず出荷するというか、そうせざるを得ないのだろう。それによると[Caps Lock]の代わりに検索キー[Search]が付くという。検索のGoogleの象徴するようなキーではあるが、何やらMicrosoftの[Windows]キーへの対抗意識を連想させる。


 仮に年明けに一般消費者向けのChrome OS搭載のネットブックが発売されたとして、今となってはどういう目的の人が買い求めようとするだろうか。あるいはネットブックのブームを再燃させることができるのだろうか。