オバマ大統領がジョブズ氏らと会合

 オバマ大統領が政府と産業界の協力のためにIT関連の民間人識者との会合を持ったようである。日本的に言えば「経済財政諮問会議」といったところか。注目はその参加メンバーであるが、療養休暇に入ったAppleスティーブ・ジョブズ氏も含まれているという。

オバマ米大統領、技術業界幹部たちと会合..(CNET Japan)
Official list of attendees at Obama tech meeting(L.A.Times)

 GoogleYahoo!AppleFacebookTwitter、それにCiscoOracleと、今をときめく米国を代表する特に若い企業のCEOが顔を並べる。そういえばMicrosoftが含まれていない。IBMのようにもはや古い企業と位置づけられているのだろうか。一番若い出席者はFacebookの25歳のザッカーバーグ氏だろうが、若いオバマ大統領の半分くらいの年齢しかない。それでも今回のエジプト政変で、技術分野を超えて一躍世界的に有名になったFacebookの張本人である。彼らが一同に会してみると、改めて現在のネットの世界の中核は全部米国に抑えられているものだと思い知らされる。


 仮に日本でも同じようにIT系を代表する企業のメンバーが集まるとすると、孫社長や三木谷社長・・といったところになるのだろうか。なんだかプロ野球のオーナー会議と同じようになりそうだ(笑)。政治の世界のリーダーシップが問題とされているご時勢だが、ITの方の世界のリーダーシップもやや寒いものを感じざるをえない。