25カ国でiPad 2発売

 米国に続き、世界でiPad 2が発売された。初代登場からちょうど1年ぶりである。まだまだタブレットPC市場ではiPadの独走が続きそうである。本来ならば、国内の発売時期はいつかと注目が集まるところではあるが・・・。

iPad 2に行列 25カ国で発売(ITmedia)
Apple、震災での被災に配慮してiPad 2の国内発売を延期(3.16)

 想定外の震災の影響のために、現在は日本だけが蚊帳の外のような状況である。発売が延期されたが、いつ発売となるかはいまだ定かではない。日本国内がそれどころではないという状況で、AppleとしてもiPad 2が話題になりにくいだけに避けたともいえる。


 もう1つ不透明なのが、震災の影響による日本からの部品調達の不足の可能性である。自動車などでは早くも部品不足の影響が海外に出はじめているが、IT分野にもだんだんボディブローのように効いてくるかもしれない。iPad 2ではバッテリーやフラッシュメモリなどが日本からの部品に頼っているようである。需要は大きくても部品不足によって供給が満たされなくなれば、売上げが頭打ちになるかもしれない。少なくても日本市場は、立ち上がってさえいないわけである。


 最近は何を語るにしても、震災の負の影響に関わらざるをえない。仕事や計画停電など我々の生活そのものにまで影響が出ているわけだから無理もないが、早く底を通り越して上昇に転じるようになってほしい。