Androidアプリに脆弱性

 スマートフォン、特にAndroidの普及とともにその脆弱性とウイルスが発見されてきている。スマートフォンが内部的にはPCとあまり変わりがなくなってきているので、予想はされていたことである。

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 特にAndoroidはオープンソースであることから、それは攻撃者にとっても、オープンであることを意味しているからターゲットにしやすいことは発表当初からも懸念はされていた。そして現状ではスマートフォンの販売台数ではトップになりつつある機種だけに、攻撃者にとってはうってつけである。


 OSのAndroidと同じGoogleWebサービスとの組み合わせで脆弱になるのは、ややいただけない話ではある。プロトコルのHTTPは認証が必要なサービスには使えるものではないことはすでに明らかだが、PCのケースと違って、パフォーマンスの問題など、完全にHTTPSに移行しきれない事情があるのだろうか。


 プロトコル脆弱性にしろ、Andoroidアプリに巣くうウイルスにしろ、Android同士から遠隔操作可能になり、個人情報やらに簡単にアクセスできるようでは堪らない。懸念が現実となってきているようである。


 実のところ、携帯からAndroidに移行はしたいが、セキュリティ面が信用できないので、まだ移行する気にはなれないという人もいる。ドコモも夏の新機種を出すなど、Androidスマートフォンで攻勢をかけているが、日本で独自の部分を打ち出すならば、むしろこうしたセキュリティ面の確保に独自性を打ち出して、普及に繋げてもらいたいものだ。