NHK教育テレビが「Eテレ」に

 ほとんどどうでもいい話だが、NHK教育テレビの名称が「Eテレ」に変更されるという。語呂からいえば「日テレ」と聞き間違えそうな呼び名ではある。

NHK教育テレビが「Eテレ」に名称変更(ITmedia)

 NHKの方針はそうでも、肝心の視聴者がどう反応するか。やはり長年使ってきた「教育テレビ」という言い方が当分は続くのではないだろうか。それをわざわざ「Eテレ」と言い直す人は少ないように思える。


 Eなんとかと聞くと、昔、JRの民営化とともに「山手線」などを「E電」と呼ぼうとしたことを思い出してしまった。駅にはそれなりに表示がされたのだが、乗客が「E電に乗る」などと言っているのは聞いたことがなかった。みな従来通り山手線と呼び続けていた。そして現在に至るまでそれは同じで、「E電」などという言葉はいつのまにか忘れ去られてしまった。「Eテレ」にも何やら似た匂いを感じる。


 また他にはインターネット初期のころ、E-mail、E-Commerceなど大文字の「E」だったが、現在ではe-mail、e-commerceなど小文字の「e」が普通になっている。テレビとネットの違いはあるものの、現在は小文字の「e」の時代である印象があるが、今さら大文字の「E」にはやや違和感がある。


 どうでもいいのではあるが、やはり時代感覚というかセンスというか。それよりNHKはBSで「プレミアム」などというチャンネル名にしながら、事実上はBS2を廃止して、ぽっかりBSチャンネルに穴をあけたようなものだ。どうせなら「Eテレ」をBS2でも放送したらどうか。