全Webをソーシャル化する「Cheerz」

 最近、SNSの話題が多い。FacebookTwitterに先導されて、他のサービスもSNSを意識せざるをえないご時勢といえるだろう。クラウド化とも無関係ではない。そんな中、Web全体をソーシャル化するようなサービスも現れている。

「全Webをソーシャル化」する「Cheerz」 KLabが公開(ITmedia)
Cheers(チアーズ)BETA

 実際にはFacebookTwitterが中心にはなるだろうが、サービスにレイヤー的に重ねて、同じサービスを利用しているユーザであれば別チャンネルのようにコミュニケーション可能になるという。元のWebサービスにチャットや掲示板機能がなくても、このレイヤーを重ねていればそれが可能になるという。何やら裏チャンネル的ですらある。あるサービスを利用しているユーザ同士でリアルタイムで交流したいときなど、簡単にコミュニケーションできてしまいそうだ。交流したくなければレイヤーとなるサービスにログインしていなければいいだけである。特にソーシャル機能を持たない、あらゆるWebサービス上で、コミュニケーションが可能になるというところが、ある意味画期的ではある。


 時代とともに、Webにアクセスする際のプラットフォームになるべきページというものは変遷してきた。Yahoo!の検索ページに始まり、ポータルサイトや、GmailiGoogleのページでもあったかもしれない。今では世界的にはFacebookだったりTwitterのページから始まるかもしれない。すなわちSNSのページがWebのプラットフォームになりつつある。このサービスはそうした背景を反映して、登場してきたもののようにみえる。