Windowsと周辺のサポート期間の終了

 最近はブラウザのサポート打ち切りなどが早く、バージョンアップの頻度も高い。それに合わせてでもないだろうが、主にはセキュリティ事情を含めて競争になっていることもあるのだろう。

Office XP、Windows Vista SP1などのサポート期間が今日7月13日で終了(INTERNET Watch)
Windows XPのサポート期間終了まであと1000日、企業は7へ移行すべき時

 ブラウザ、OS、アプリは、もはや古いものを後生大事に使い続けることは美徳でもなんでもなくなっている。むしろセキュリティ上の不安にさらされることになり、バージョンアップへの警告もうるさくなることになる。


 Windows XPそのものは確か2014年までサポートすることになっていたが、もうOSそのものよりも実質的には周辺環境がそれを許さなくなっている。XPに適合するバージョンのOfficeやブラウザのセキュリティアップデートが打ち切られるからである。営業的には、だから早く新しいOSの新しいPCを導入しなさいということになるのだろうが、果たしてそう単純にいくのだろうか。


 リース物件のPCは、リース期間が決まっているのでそれが過ぎれば、PCごとアップデートせざるをえない。仮にXPだったとすれば、現在では好むと好まざるとに拘わらず、Windows 7に移行せざるをえない。問題は買い取ったPCである。特に故障しているわけでもないが、サポートが打ち切られれば、セキュリティ上の問題から電源さえ入れられなくなる。本当に必要がなくなれば、そのまま廃棄されるだけになってしまう。他人に譲渡したくても、同じ理由でそのままでは譲渡できないことになる。ユーザ側の事情ではなく、メーカー側の事情でPCが使えなくなることになる。何だか地デジ移行のアナログテレビみたいなことが、PCでは短いサイクルで起こることになっている。


 自分もこれまで個人のPCの他に、リース以外の物件のPCを非公式ながらLinuxサーバーに転用させて延命をはかってきたものもある。ただ個別にカスタマイズなどしている余裕などない。台数が増えれば、もっと組織的に転用する方法はないのだろうか。オープンソースを利用したミニクラウド化がその方策の1つではないかと考えている。