市役所公式サイトがFacebookページに移行
SNSとFacebookがブームになっているからとはいえ、市役所の公式サイトそのものをFacebookページにしてしまう市が現れた。試みとしては面白いが、本当にそれでいいのだろうか。
「市長がはまっている」佐賀県武雄市、市のページを..(ITmedia) 佐賀県武雄市、市役所の公式サイトをFacebook..(INTERNET Watch) 武雄市役所Facebook
市長自身がFacebookにハマッているとはいうものの、それと市政とはまた別である。自治体クラウドの動きはあるが、そのプラットフォーム部分にまで、大胆に踏み込んだといえそうだ。少なくともパブリッククラウドやプライベートプラウドの顔の部分はSNSになりそうだからである。正式になる前にGoogle+が騒がれているのも、そうした背景がある。
Facebookの機能的な面はともかく、従来の市役所サイトで果たすべき役割をすべてFacebookのコンテンツで補うことはできるのだろうか。市民との比較的オープンな交流には役にたちそうだが、現時点で市民がどれだけFacebookになじんでいるかどうかはわからない。また、市役所のサイトなのに普通に直接は関係がない広告が、市役所のFacebookページに入り込んでくるような気がする。8月1日からの正式版では変わるかもしれないが。また安易に市役所と「友達」になるというわけにもいかないだろうから、そのあたりの解釈をどうすることだろうか。
自治体のページもSNS化するというのは確かに面白いが、Facebookに自治体を当てはめてしまうという発想はどうなのかという不安は残る。