Twitterに公式画像アップロード機能

Twitterに公式の写真投稿機能が追加された。これまでもTwitPicなどが周辺アプリとして、ほとんど標準だと思っていたが、Twitter自体だけで画像投稿が普通の機能になることになる。

Twitter、画像アップロードAPIをサードパーティーに公開(ITmedia)
Twitterの公式写真投稿機能がスタート(8.10)
Twitterで最も使われている画像投稿アプリはTwitPic(6.3)

 短い文字だけの情報の簡易さがTwitter普及の最大の要因だったが、短縮URLの機能のため実際には長文の続きや関連画像のページへと、自由に誘導したりすることが可能だった。ただし短縮URLはセキュリティ的にフィッシングにも繋がりかねないなどの問題もある。本来、短縮URLのような暗号文字列のようなものは、表に表示されるものではないように思える。Twitter公式機能で画像をアップロードされていれば、少なくともそうしたリスクは回避できることになりそうだ。


 ただTwitterで画像表示が標準で可能になるとすれば、Twitterそのものの概念がやや変わってきそうなきそうな気がする。NHKに「フォト575」という、ある写真に俳句や川柳を付けるというユニークな番組があるが、Twitterでも似たような発想ができるようになる。つまり短文に写真が添付されるというより、先に写真があってそれに様々なツイートが付けられるという展開である。写真だけのタイムラインであるならば、Frickrのような写真投稿サイトでよいわけだから、写真とリアルタイムのツイートとの組合せはTwitterならではということになる。


 スマートフォンの普及とともに写メールしたものが即座にTwitterに投稿できて、それにほとんどリアルタイムでコメントが付くということがスムーズに行くことになる。広く見ればクラウドSNSが舞台で、スマートフォンが役者というイメージになるだろう。