Amazonレビューが企業批判の場に

 Amazonから書籍その他の「モノ」を購入する際に、実際に既に購入した人のレビュー記事は大変参考になる。手に取って確かめてみるわけにはいかないから、他人の経験談から気になっている点などを説明してくれていると、擬似的に体験できたような気になり、購入意欲も増したりする。しかし簡単に投稿もできるため、これが商品に対してできなく、企業へのクレームなどに利用されることもあるという。

Amazonレビューが企業への不満表明の場に..(ITmedia)

 何やら意図を持った不買運動などに関しては論じる気にはなれないが、せっかくのAmazonのネットからの購入を手助けする機能も、偏向した利用のされ方が広がるとしたら残念なことではある。特定企業に不満があるなら、その企業に直接クレームを付ければいいのであって、商品そのものの価値とAmazonには関係のない話であり、何より購入しようとしているユーザに対して迷惑なだけである。


 ネットでは意見や思想を自由に表明できる場があるとはいえ、他人の敷地内に入り込んで活動を妨害しながら、自分の主義主張をガナリたてるような行為は、ネットにとっても迷惑行為以外の何ものでもない。最近は世界的なハッカーグループといい、自分たちの主義主張のためには他人の迷惑になっても手段を選ばないという発想の者が増えてきたのだろうか。ネットによる民主主義を履き違えているというか、理解できていないとしか思えない。