webOS開発者にWindows Phoneへの参加呼びかけ
HPによるwebOSの事業打ち切りを決めたことから、webOSの開発者らは宙に浮くことになった。そこにMicrosoftがWindows Phone開発のための呼びかけを行ったところ、webOSの開発者から多くの問い合わせが殺到したという。
Microsoftの呼び掛けにwebOS開発者1000人以上が殺到(ITmedia) 「iPad以外はとにかく売れない」─Appleと戦えるタブレット..
PDAで実績のあったPalmをベースにしていると思われるwebOSの事業打ち切り(正確にはハードウェア部門の打ち切り)によって、タブレットのOSは事実上、iOS、Android、そしてWindows Phoneの3極に絞られたことになるだろう。ともにスマートフォンのOSとベースは同じものになる。すなわちOS的にはスマートフォン寄りだが、ハードウェア的にはPC寄りという、まさにタブレットはスマートフォンとPCの中間に位置するものとなる。そこに旧PDAの文化は、webOSの事業打ち切りにより、あまり受け継がれることはなくなりそうである。
スマートフォンでは、iPhoneが先行し、それにAndroid連合軍がシェアでは抜く形になっている。では、同じようにタブレットの方もそうなるかといえば、現状ではiPad以外のタブレットは売れていない状態であるという。個人的にもiPad以外は食指が伸びないと思っていたが、どうやら市場でもそのようである。OSがスマートフォンと同様とはいえ、スマートフォンとタブレットではやはり目的が違う。OSではAndroidが数の上で上回っているとはいえ、そのままタブレットにも通用するかというと、やはりハードウェアとの相性なども問題になる。ここがしっくりとくるAndroidタブレットはまだ登場していないようである。
そこに第3の可能性もあるわけだが、webOSの可能性は消えた。そこでやや消去法的にWindows Phoneによるタブレットが浮上する可能性もあるわけで、そこに行き場を失った開発者も向かいたがるのかもしれない。