スマートフォン市場でAndroidのシェアが40%超え
スマートフォン市場で、Androidがとうとうシェア40%を超えた。この勢いでは50%を超えるのも時間の問題かもしれない。Appleは3ケ月で1%増と、相変わらず順調といえば順調である。
米スマートフォン市場、Googleのシェアが40%超え、Microsoftは..(ITmedia)
シェアだけ見ると、本当にかつてPCのWindowsとMacintoshの関係のようになってきている。Appleはあくまで1社でハードウェアからソフトウェアまで提供するが、GoogleはオープンソースとしてAndroidを提供するが、ハードウェアは多くの機器メーカーが参入する。またここに携帯キャリアが複雑に絡む。
世界的にはスマートフォン時代になって、NokiaやRIMが携帯分野のトップの座をAndroid、iPhoneに完全に奪われた形である。やはりPCとネットサービスとの連携が利きやすいのが、大きなアドバンテージとなったといえるだろう。携帯分野は、もはや音声通話やメールだけの時代ではない。それらはむしろ付加的機能という発想を持った方がよいのだろう。
さて当面はこの順位が逆転することはないだろうが、問題はタブレットの位置づけである。AppleおよびGoogleは、スマートフォンの延長のように考えて、OSはそれぞれAndroidとiOSである。これに対してMicrosoftはPCの延長と考えて、スマートフォンはWindows Phoneだが、タブレットにはWindows 8のタブレット版を用意しそうである。PCのOSをWindowsで独占してきたMicrosoftにとってはタブレット市場にも食い込むためには当然の発想といえるかもしれない。
したがってタブレット市場が変動してきたとき、それが再びスマートフォン市場にもフィードバックしてくることがあるかどうかである。