iPhone 5ではなく「iPhone 4S」を発表

 iPhone 5ではなくiPhone 4Sだった。あまり大きな変化はないように見えるので、市場では失望感も広がっているという。予想された5と4Sでは何が違うのだろうか。

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 外観はiPhone 4と変わらないものの、64Gバイトモデルが加わり、OSもiOS 5になっている。これだけでもiPhone 5と呼んでもよさそうだが、何か路線変更があったのだろうか。番号だけの違いのようにも見える。


 今回の発表は、Apple新CEOによる初めての披露となった。Appleはなるべく発表直前まで発表内容を隠し、発表会でジョブズ氏がセンセーショナルに発表することによって話題となり、実際にそれが世界中にブームを起こしてきたことも多い。しかしジョブズ氏が去った後、同じスタイルを踏襲してもどうなのかという気もする。やや失望を買ったというのも、単に5ではなく4Sだったからだけというばかりでなく、ジョブズ氏が披露するときのようなワクワク感が少なかったからではないだろうか。Appleはもうジョブズ氏のようなカリスマ性に頼る段階ではなくなっているはずである。