Android 4.0の発表は延期

 次期Android 4.0の発表予定が急遽延期されたという。ジョブズ氏を悼んでのことだという。額面通り受取れば、iPhone 4Sの発表に対抗するためにも直ちにAndroid 4.0を発表したかったところだが、仮にジョブズ氏が亡くなったばかりのこのタイミングで発表したとしても、Appleや世間が喪に服している期間に乗じてと受け取られかねない。またSamsungAppleとの特許訴訟を抱えており、余計にイメージ的に悪くなることを恐れたともいえるだろう。

GoogleとSamsung、ジョブズ氏を悼み次期Androidの発表を延期(ITmedia)

 さてiPhoneAndroidが対抗といっても、その比較の視点はかなり異なる。OS的な比較といってもインターフェース的な面からはあまり差が出ないだろう。となれば、Androidは多くのメーカーが参入しているので、やはりハード面での比較になるだろう。現時点は数あるメーカーの中でSamsungが性能面でリードしているといえるのだろうか。だからドコモでも国産製よりもGalaxyがイチ押しとなっている。以前はHTCあたりだったろうか。


 一時的停戦になったようだが、スマートフォンはPC以上に多くの国で広い世代がユーザになるものであるから、iPhoneAndroidWindows Phoneも上昇の機を窺うだろうから、ジョブズ氏亡き後もスマートフォンの熾烈なシェア獲得争いは続く。