Google Cloud SQL を発表

 クラウド上で本格的なWebアプリを構築しようとしたり、あるいは既存のオンプレミスのシステムをクラウドに移行しようとしたときに必須なのが、クラウド上でのデータベース(DB)の存在である。Google App Engineには利用できるDBがなかったが、「Google Cloud SQL」がようやく提供されることになる。

「Google Cloud SQL」発表、Google App Engineで..(クラウドWatch)
Google、クラウド型データベース「Google Cloud SQL」を発表(ITmedia)

 DBといっても、それは現実的にはMySQL互換のものでなければならない。現在のWebアプリの多くが、いわゆるLAMP(Linux+ApacheMySQL+PHP/Python..)で成り立っているからである。Webアプリの開発そのものもさることながら、既存のDBの再構築は容易なことではない。既存のMySQLのデータをそのままクラウドに送り込んだり、あるいはリンクできれるのが最も都合がよい。


 Amazonの方は、まだ使ったことはないが、すでに「Amazon RDS」が存在している。少なともクラウドDBの標準化はWebアプリにとっては急務であるはずである。そしてそれはやはりMySQLベースになりそうである。当然ながらOracleベースではない。


 「Google Cloud SQL」の利用は、とりあずはGoogle App Engineが利用がオンになっているGoogle Appsが中心になるだろう。こんなこともあろうかと?自分のデータではないが、Webサーバー上のMySQLのDBの一部をバックアップして、Google Docs領域にアップロードしてある。さて無事に「Google Cloud SQL」にリストアすることはできるようになるだろうか。