Firefox 8が正式リリース

 Firefoxがすでに「8」までバージョンが上がった。とはいっても、表面的に画面が変わったわけでもなく、新機能が何なのかは俄かにはわからないだけに、バージョン番号もあまり気にしなくなった。やはりバージョンアップのサイクルが早すぎて、かつてのようなメジャーバージョンアップではなくなっているからである。

Mozilla、「Firefox 8」の正式版をリリース Twitter検索を追加(ITmedia)
Mozilla、「Firefox 8」「3.6.24」で深刻な脆弱性を修正

 従来であれば小数点の付いたバージョンアップの内容だが、最近はGoogleをはじめ、あまりマイナーバージョンアップにこだわらなくなったようである。Chromeはいつのまにか15.0ナントカになっている。この調子だとChromeFirefoxも1年後くらいにはバージョン20になっていそうだ。昔なら、とっくにソフトウェアの開発が打ち切りになっている数字である。


 バージョンアップの内容といえば、これまではマイナーバージョンアップの範疇だった脆弱性への対応が主であるように見える。「8」では、いつもはGoogle検索ばかりで使っている(デフォルトだから)検索バーにTwitter検索が追加された。Googleリアルタイム検索がなくなってから、Twitter検索そのものをあまりやらなくなったが、たまには利用するようになるかもしれない。そういえばMicrosoftとの関係だろうが、Bing検索は検索バーにないことに気がついた。それからプラグインの対応の方が問題がありそうだ。大きな流れでいえば、もうプラグインを組み込んで何かをするというのがブラウザのあり方でなくなってきているのだろう。


 WebGLへの対応は、HTML5への対応の一環だといえるだろう。実質的にWebGL=OpenGLHTML5なのであろうからである。3Dの画像やアニメーションが、プラグインいらずでブラウザネイティブで見られるようになっていくだろう。