Androidが世界市場でシェア50%超え

 時間の問題ではあったろうが、Androidスマートフォンが世界市場でシェア50%を超えた。ハードウェアの供給が1社だけではないから、良くも悪くも世界には広がりやすい。故スティーブ・ジョブズから見れば粗悪品であっても、世界の市場はより安価なものを求めている道理である。

GoogleのAndroid、世界スマートフォン市場でシェア過半に(ITmedia)

 Androidは1年前の2010年の同時期(7-9月期)は25.3%だったものが、1年後には52.5%となり、ほぼ倍増となった。Androidなら誰でも参入できるから、と言わんばかりである。


 それにしてもスマートフォンのハードウェアはトップのNokiaApple、RIMを除けば、Samsung、LG、ZTE、HTCと韓国、中国、台湾とアジア勢がAndroidを席巻している形である。国内メーカーといえるところでは、シェアを落としたソニー・エリクソンがかろうじて10位に入っているだけである。なんとなく、日本にはスマートフォンは存在しないかのようである。実際、ガラパゴスケータイ陣営からすればスマートフォンは開国を迫る黒船のようなものだったかもしれない。


 さてNokiaiPhoneAndroidに対抗して、Microsoftと提携したWindows Phoneを今月になって出荷し、シェアの回復を目指している。Nokiaは日本国内からは撤退しているが、世界的にシェアを回復できれば、Windows Phoneがどうなるかという影響を与えることになるだろう。