Ultrabookとは何か

 世の中はスマートフォンタブレットばかり話題になるが、ビジネスユースではやはりPCをどうしていくかが大きな問題である。そこでIntelがセキュリティを含めた「Ultrabook」なるものを提案している。

「企業の中でも薄くて高性能のPCを」-インテル、Ultrabookの企業利用を支援(ITmedia)

 ハードウェア的には薄型ノートPCだというが、社外に持ち出しての利用を想定している。それには万一、紛失や盗難に遭った際のセキュリティ対策が施されている。遠隔地から電源オフの状態になっているノートPCに対してセキュリティ設定やファイル削除ができるものだという。それがウルトラなのかどうかはわからないが。


 もともと持ち出しPCは、シンクライアント化するべきだというポリシーだと考えるが、盗まれたからといって慌てて遠隔地から重要ファイルを削除するものでもあるまい。むしろ重要ファイルはクラウドに置いておいた方がよいからである。


 それにしても、仕事の上ではノートPCを持ち出せるべきであることには賛成である。いつでもどこからでも必要なデータにはアクセスできるようであってほしい。仕事の内容にもよるが、すべてスマートフォンタブレットで事足りるようになるとは考えにくい。自分はいつもネットブックをカバンに忍ばせてある(Windows XP
のままだがUSBメモリから起動するとUbuntuになる)。ただし電車の中とか会議などで開くことはまずない。広げるのは1人でいるときだけである。これも盗み見られたりとかの、ある種のセキュリティ対策ではある。