Kindle Fireが早くもiPadに次ぐ2位の予測
販売開始から間もないAmazon Kindle Fireだが、早くも2011年の第4四半期のタブレット市場のシェアでiPadに次ぐ2位に躍り出ると予測されている。多くのAndroidタブレットを尻目に、その主役に立ちそうな要因は何か。
AmazonのKindle Fire、タブレット市場でiPadに次ぐ2位に..(ITmedia)
価格が199ドルという破格なこともあるが、iPadがAppleブランドであるように、Kindle FireもAmazonブランドだからという面があるだろう。Amazonに確立されているネットショッピングのためのツールと割り切れば、購入目的の敷居はかなり低くなる。これが単にタブレット販売のためのハードウェアメーカーであると、それを購入した後に、どのような活用の仕方があるのかの不安が付きまとうのである。これは利用目的がはっきりしているスマートフォンとの違いである。
メーカーは従来のノートPCの代替目的も売りにしているが、皮肉なことにむしろその戦略は、ユーザに混乱を与えかねない。ノートPCで仕事をしてきた人にとっては、すぐにタブレットで同じようには仕事ができない。何もわざわざそうしたリスクを抱え込む必要もない。
タブレットは、もともと電子書籍リーダーとしてのコンセプトで出発している。Amazonであればその出発点である書籍の購入も、電子書籍の購読も、他の商品の購入もKindle Fireでやれるというものだろう。これは個人ユースとしてもビジネスユースとしてもわかりやすいし、使いやすいコンセプトだろう。残念ながらノートPCのようにも使えます、として売られているAndroidタブレットでは購入してから失望している人も多い。便利さを買ったつもりが、逆に不便になったかのようだからである。電子書籍リーダーと割り切って使いながら、さらに別の機能に期待する方が健全であるだろう。
個人的には現状で欲しいと思う組み合わせは、ドコモ回線のiPhoneとKindle FireによるAndroidタブレットである。どちらもまだ?、国内では手に入らないのだが、2012年には現実化してくれるだろうか。