火星に水の痕跡を発見

以前にはNASA発のネタのような火星人発見か?のニュースがあったが、今回はもう少し真面目な生命の可能性を示す状況証拠があったようである。どうやら水の流れの痕跡があったという。

火星に新たな水の痕跡を発見、多様な生命の可能性も(CNN.co.jp)

 地球と同じような生命の存在が可能であるには、いろいろな条件が必要だろうが、「水」の存在はその代表的なものであろう。それが岩場と地下の裂け目に流れていたのではないかというのである。それが事実ならば、火星の地下には水の成分を含んだ物質が存在することになる。次には有機物の存在だろうか。今後ウイルスのようなものが発見させることはあるのだろうか。


 気になるのは「水の痕跡があった」という過去形になっていることである。つまり昔(といってもどれだけ以前か)は生命の存在する可能性のある環境だったが、現在はすでにそうなっていない。発見されるのは過去の痕跡ばかりであるということかもしれない。しかしそうなると水の分子はどこに行ってしまったことになるのだろうか。