Apple製品の職場での利用が拡大
これもiPhone、iPadの効果だろうか。Appleの製品の利用が全体的に拡大しているという。Macも職場での利用が増えているという。米国中心のことだが自分の周囲でも思い当たる。
Apple製品の職場での利用が拡大-Forrester Research (ITmedia) Apple決算,売上高純利益ともに過去最高 iPhone販売台数は..(1.25)
自分が最後にMacを所有をしていたのは、もう15年近く前になってしまった。当時価格が下がってきたこと(それでも20万円は軽く超えていたはず)と、インターネットが普及しだしたことがきっかけだった。Windowsではまだインターネット接続がスムースにいかず、Macが最も適していると言われていたからである。同時にx86版のNEXTSTEPのOSも所有していた。まだスティーブ・ジョブズがAppleのCEOに返り咲く前のことである。
その後、Linuxに関心が向きだしてからは、Macの新機種(とはいっても当時は丸いボディのiMacだった)には食指が動かず、そのまま現在に至ったというところである。iPodやiPhoneにも、関心はあるが、ドコモ契約だったりでこれまでのところ縁がない。ここにきてAppleがこの世を謳歌するまでになったのは、スティーブ・ジョブズがAppleのCEOに返り咲いて以後の遺産だったといってもよいだろう。そしてその効果もあって、Macまで復活してきているのは面白い。
世の中の多くの人がWindowsを使い続けているのは、Windowsそのものが良いというよりも、Officeを利用しなければならないためである。いつのまにか官民一体でOfficeを使わなければならないような状況を作り上げてきたからに他ならない。Macは良くても、特に職場での利用には向いていないということになった。
ところがクラウド時代になってくると、もはやPCに有料ソフトをインストールする必要さえなくなってきた。Office Web AppsやGoogle Docsなどをみれば、Officeさえも例外ではない。ネットにさえ繋がってWebの環境では、OSは別にWindowsである必要はない。スマートフォンやタブレットは初めからそうである。そうなると職場でMacのを使うことも特に障害はなくなる。iPhoneやiPadを持っていれば、互いのデータのやりとりはむしろ楽かもしれない。そうして従来のApple信者や芸術系での利用ばかりでなく、Macの利用が徐々に広がっていると見ることができるかもしれない。自分の周囲もそうで、昔からのマニアックな人ばかりでなく、所有者が増えている気がする。ネットは当分、クラウド、スマートフォン、タブレットを中心として展開していきそうだが、それに影響されて旧来のPCの利用にも変化が起こりつつあるようである。