新iPadは買うべきか

 何のアップデートやバージョンアップでもそうだが、新しいものにすぐに乗り換えるべきかという判断が問題になる。新iPadもそうで、iPad 2と機能的に比較して悩ましいところだという。自分はiPadを所有していないから所有している人がうらやましい限りだが、いくつかの立場で考察してみよう。もっとも、趣味レベルと仕事での利用レベルでは根本的に判断基準が異なる。どちらかといえば後者を意識している。

新しい「iPad」は買うべきか--ユーザータイプ別に..(CNET Japan)

1. iPadをまだ所有していない人
乗り遅れないためにも新発売を機にiPadを経験するタイミングとはいえるかもしれない。ただ新機種よりは、同時に値下げされるiPad 2の方を購入する方がいいかもしれないとのことである。話題のSiriなど音声入力機能が差し迫った必要でもない限り、経費のことも考えれば、これはありだろう。新しい物好きや懐具合に余裕のある人は別である。


2. すでにiPadを所有している人
初代のiPadはともかく、iPad 2を所有している人が一番悩ましそうである。1年少々で新機種へとなると、今後毎年買い替えが予想されることになる。知っているだけにどれだけ有用な新機能や効率が期待できるか、コストとの問題になるだろう。それでも買う人は買うだろう。最も他人には頼らない、自分で判断するレベルの人達である。


3. Androidタブレットを所有か検討している人
確かにiPadよりは価格は安い。ただAndroidタブレットiPadの代替品ではないというのが個人的印象ではある。プレゼンに使ったり、インテリアの一部?として利用するならiPadだろう。ただPCの代替品としての活用を今後考えていくならAndroidではないかという気がする。AmazonのKindleFireをはじめ、現状ではかなり荒削りで、当たり外れも大きいように見える。ただアプリを開発したり、独自に様々な使い方を試したり使い倒すにはいいだろう。したがって、できればiPadAndroid機は別の目的で、両方を所有するという発想の方がよい気はする。


4. ノートPCの代替に期待している人
基本的に代替ではないだろう。スマートフォンの代替でもない。まずはノートPCでそもそも何をやりたかったのか、改めて認識してから、iPadのコンセプトを考えてみる方がよいだろう。あくまで個人的感想ではあるが。