Google検索で3次元グラフを表示

 Google検索で2次元の関数のグラフの表示が可能になっていたが、今度は3次元のグラフが表示可能となった。


z=f(x,y)

の形で右辺の数式だけを検索窓から入力すると、検索結果のトップにグラフを表示する。グラフはインタラクティブに、回転させて向きを変えたり、ズームアップや表示範囲を指定することができる。あたかもGoogleマップの如くである。

Google検索の結果で3次元グラフを表示 WebGLで実現(ITmedia)

試しに


f(x,y)=x2-y2

のグラフを描かせてみた。いわゆる鞍点(saddle point)のグラフである。



Google検索による鞍点のグラフ


 グラフの表示にはWebGLが使われているという。確かに3Dのグラフが回転している様はOpenGLのアニメーションを彷彿させる。一般的に曲面などは何やら神秘的で難しそうで近づきがたいイメージがあるが、教育の段階でGoogle検索で関数グラフの曲面に慣れ親しむ効果はあるかもしれない。また3DのグラフといえばMathematicaのシンボルというイメージがあるが、特にMathematicaを使わなくとも手軽に関数の曲面の様子を知ることができるようになる。フラクタル図形などとともに、いろいろ有効利用の場面はありそうではある。