新gTLDの申請リストが公開

URLに入る名称のトップレベルドメイン(gTLD)の新規申請がバラエティに富んでいる。ちょうど1年前にgTLDの自由化の方針がICANNに打ち出されてから、その新規申請が出揃ったことになる。地域名や企業名なども自由に付けられるということだが、どうなることか。

「.docs」はGoogleとMicrosoftの対決に―新gTLDの..(ITmedia)
Google、トップレベルドメイン「.youtube」や「.lol」を申請(6.1)
トップレベルドメイン名が自由化 企業名など可能に(2011.6.21)

 やはりクラウドによるWebサービスを展開するGoogleAmazonMicrosoftなどは多くのユニークな名称を申請している。その中で、「.docs」はGoogleMicrosoftが争う。Google DocsとWordファイルを連想する名称だ。また「.search」「.drive」はGoogleAmazonが申請しているという。こちらはGoolgle Driveを連想させる。また「.youtube」や「.lol」などの面白い名称もある。


 企業名が入るものでは、その企業や関連する企業の広告の意味合いが強くなるのだろうか。何やらネーミングライツのような使用がなされるようになるのかもしれない。つまりスポンサー企業のgTLDを付けたWebサイトを運用するようなことである。自由化というより、ネットの商用利用化が進んだ結果といえるかもしれない。


 IPv4アドレスの割り当てと異なり、ドメイン名はいくらでも自由に割り当てられるから、それに付加価値を付けて割り当てることが進んだともいえそうだ。従来の.comや.net、.co.jpなどは次第に古臭い名称となっていくのだろうか。