Googleタブレット「Nexus 7」を発表
AndroidタブレットとしてはAmazonのKindle Fireに続き、Googleも「純正ブランド」のタブレット「Nexus 7」を出荷する。199ドルという価格も明らかにKindle Fireを意識してのことだろう。タブレット市場もiPadのAppleと、Amazon、Google、それにWindowsタブレットのMirosoftと大御所が出揃うことになった。
Googleタブレット「Nexus 7」、199ドルで登場(ITmedia)
純正といっても実質はASUS製の7インチ、軽量、薄型とタブレットである。Googleならではといえば、最新OSとしてのAndroid 4.1、Chromeが標準ブラウザ、各種Googleサービスが先行して最新のものになることが挙げられるところか。
米国やカナダ、イギリス、オーストラリアの英語圏から7月中旬から発売になるが日本国内ではまだ発売時期は未定とのこと。おそらくKindle Fireと同じく、秋頃発売になるのではないだろうか。同じAndroidだけに、iPadに対してよりは互いがライバルになりそうである。他のメーカーのAndroidタブレットと違って、これらは背景となるコンテンツがはっきりしているというところだろうか。Amazonは電子書籍のサービスと、GoogleはWebサービスとの「シームレスな」連携が期待される。タブレットを買ってみたけれど、とりあえず何をしていいのかわからない、ということはこれらの機種では考えにくい。PCの代替としてのユースで、どれだけ自由がきくかは実際に操作してみないと、何ともいえないところか。そのあたりは次第に評価が現れるだろう。
スマートフォンでのiPhoneとAndroidの争いとはまた別の、タブレット分野でもそれぞれのバックボーンをベースにした新たな普及の段階を迎えているのかもしれない。