Google Compute Engineを発表

 Google純正タブレットが発表された同じ開発者会議「Google I/O 2012」の中で、Googleの新しいIaaSとして「Google Compute Engine」が発表された。こちらもAmazon EC2対抗のクラウドサービスである。

Google,Amazon対抗のIaaS「Google Compute Engine」..(ITmedia)

 パブリック クラウドといえば、Amazon EC2/S3とGoogle App Engineが代表格である。しかし両者のサービスの形態は異なっていた。Amazon EC2はサーバーは何でも入れられる入れ物としてのサービスならば、Google App Engineはあくまでクラウドでのアプリケーションサービスの開発環境を提供するというイメージである。そこにEC2に近いIaaSが加わる。アプリケーション単位のイメージだけでなく、仮想サーバー単位のイメージが加わる。EC2のインスタンスに対応するものだろう。ドメイン名やIPアドレスも持たせることが可能になるのだろうか。


 Googleも次第に有料ベースのサービスが増えてきている。1ユーザあたりのサービスの規模が大きくなってくればやむをえないところではろうか。またLinuxコマンドラインベースの操作が当然だけに、一般ユーザの誰でもが容易にというものでもない。しかしスキルさえあれば、自サーバーやレンタルサーバーを借りずとも、それらよりも大きな規模の仮想サーバー実現できることも確かである。ここでもAmazonGoogleの対抗がどうなっていくか注目されるところである。