新規スマートフォン購入者の61%以上はAndroid
米国の調査結果では新規スマートフォンの購入者の61.5%がAndroidを選択、iPhoneは25.2%、Windows Phoneは7.1%だったという。現状ではまだスマートフォンより携帯電話ユーザの方が多いが、年内にはそれも逆転するという。
新規スマートフォン購入者の61%以上がAndroidを選択(ITmedia)
iPhoneが先行していたとはいえ、このシェアは妥当なところだろう。根本的な要因はOSの違いよりも、ハードウェアの供給力の差だろう。Apple1社のiPhoneに対して、玉石混交とはいえ、オープンソースのAndroidには多くの端末機メーカーが群がって生存競争を繰り広げている。結果、選択できるハードウェアの機種の数とキャリアの選択の余地は広くなる。まさにかつてのMacとWindowsのシェアの関係に似たものである。OSは優れていても採用するのは固定的ユーザになっていく。Appleとしてもその方がブランド的価値が高まるとしているのかもしれない。
米国と日本ではキャリアの事情が違うとはいえ、AndroidとiPhoneはやはり同じようなシェアを推移していくことだろう。日本では最大のキャリアで品質の高い回線を持つドコモがiPhoneを採用していない。MNP制度があるとはいえ、簡単にキャリアを変更はしないことが明らかになっているから、必然的にAndroidのシェアは増えるだろう。あとはいかにキャリア独自のサービスが付加されるかのようである。iPhoneはよいものとは思っていても、Androidを使わざるをえないという状況はまだまだ続きそうである。