モバイルアプリは約9割は無料版

 PCではオープンソ−スの時代になってからアプリに対する考え方も変わってきたが、モバイルアプリは初めから無料アプリが基本で、その中でのアプリ内販売というビジネスモデルが定着してきているという。

モバイルアプリの約9割は無料版 アプリ内販売が鍵に(ITmedia)

 そもそもモバイルに有料アプリという概念は向かないようだ。PCでは有料アプリとライセンスの概念が浸透してから、フリーソフトオープンソースへと変わってきたが、いまだにソフトは有料なのが当たり前という考え方がトラウマのようになっている。


 モバイルでは有料アプリは売れないし、特にAndroidはOSそのものがオープンソースだったことからなおさらである。実際有料アプリを売るよりは無料アプリを配布し、その中で関連するコンテンツや強化版としてアプリを販売した方が、ビジネスモデルとしてはうまくいくようだ。PCのときは海のものとも山のものともつかないうちに高い料金を支払い、結局使いこなせないうちにバージョンも変わってしまったなどということも多かった。まずは使いこなせるようになって有用なものになってから、レベルアップのために投資するという形の方がユーザにとっては有難いところである。スマートフォンはもちろん、タブレットでもこうした方向がデファクトスタンダードのようになっていってほしい。