Androidスマホのネット利用時間がPCを上回る

 世間ではスマートフォンを持っている人が目立つようになったが、Androidスマホ利用者1人あたりがPCの利用時間を上回ったという調査結果がある。

Androidスマホからのネット利用時間、PCを上回る ニールセン調査(ITmedia)

 それによれば、月間利用時間でスマホ25時間、PC22時間で約190分の差があったという。スマホはいいけれど、いったいいつ使うの?という疑問が残る。1日中家にいる人ならともかく、日頃出勤する人だと、電車の中か休憩時間にせっせと操作するのが関の山である。自分も電車利用者だが、電車の中でスマホをいじっている人は確かに増えた。またタブレット電子書籍を見ている人も見かけるようになった。そうしたこまめな利用時間が、従来のPCの操作時間(こちらは業務時間中のはず)を上回ったということなのだろうか。関心が、PCよりもスマホタブレットへと移行していることを示すものだろう。


 またアプリとブラウザの利用頻度をスマホとPCで比較しているが、これは両者のソフトウェア構成の違いからくるものだから、比較してもあまり意味はない。PCにとっては、ブラウザがOSのような役割をするようになったからである。それに対してスマホはアプリ単位でネットにアクセスするのが基本に作られている。PCでアプリといえば、Officeのようにスタンドアロンが基本のものである。


 それからセッション数であるが、スマホは軽い作業を沢山のアプリで行うが、PCは特定のことを時間をかけて行うという目的の差がはっきりと出ているようである。これはスマホとPCよりも、タブレットとPCで比較した方が、タブレットとPCの利用目的の差がある程度見えてくることになるのではないだろうか。