衆議院選挙投票日

 ようやく衆議院解散になったかと思っていたら、いつのまにか投票日当日になっていた。第3極などといわれる新党も含め、12党が乱立する選挙になっているか、肝心の有権者の方は午前中の時点では盛り上がっていないようだ。

投票率14・03%、大幅ダウン…11時現在(YOMIURI ONLINE)
投票率27・40%、大幅ダウン…14時現在
投票率34・87%、大幅ダウン…16時現在

 今年には消費税増税法案、原発再稼働、尖閣諸島問題、経済の落ち込みなどなど、そして昨年からの震災復興など日本国内は問題山積のはずなのに、政治は何も良い方向には向かっていない気がする。これが民主党への大きな失望感へと繋がっている選挙になっている。良い政策を訴える政党が勝つというより、政権与党であった民主党がどこまで支持率を失って落ち込むかが焦点の負のイメージ選挙になっている気がする。そうであれば無党派層はじめ選挙に足が向かなくなるのも良し悪しはともかく、無理もないところである。


 マスコミがさんざん煽った第3極も、いったい何だったのかということになりそうである。自分はこれから用足しついでに選挙投票所に行く予定だが、正直小選挙区で投票したいと思う候補者は既成政党、第3極ともにいない。有名人であれば投票するというものでもないが、どの候補者も党名の看板だけの候補者のようであり、個人の経験とか実績などは感じられない人達ばかりであるようだ。それで日本の未来を託して、と言われてもピンと来ない。


 投票率が上がれば、マスコミの事前予測を裏切る「バンドワゴン効果」か「アンダードック効果」のようなことが起こりうるかもしれないが、低投票率のままだと、結局組織票の大きな政党が勝つことになるだろう。しかしそれは本当に有権者数割だけの民主主義ということになりかねない。早くマスコミなどの世論誘導ではない、ネットでの直接的な民主主義を反映したような選挙が実現してほしいと思える。