1テラバイトのUSBメモリが登場

 USB 3.0の話題があったと思ったら、そのUSB 3.0に対応した1TBのUSBメモリが発表されたという。気になるお値段はすでに発表されている512GBタイプがなんと14万円なので、それ以上ということになりそうだ。現状では何の用途に使われるのだろうか。

1TバイトのUSBメモリが登場 お値段は……(ITmedia)

 フラッシュメモリは高価だからとはいうものの、512GBで14万円なら単純に考えて5GBで1400円くらいなわけだから妥当といえば妥当である。USBメモリも初期の頃は1GBあたり1万円近くしていた時代もあったわけだから、その頃の感覚では1TBなら1000万円にもなってしまう(笑)。


 親指1本分くらいの大きさのUSBメモリを手にしたときに、こんなコンパクトなものに1GBもの容量のデータが入るのかと感慨を覚えたものだが、それよりやや太目には見えるものの、その1000本分のデータが1本に収まってしまうわけである。最近でこそTB級の外付けHDDが当たり前になってきたが、それも指先1本分にコンパクト化されるわけである。現状で言えば価格よりも、そのコンパクトさが大きなメリットになるだろう。大量の長期保存データをTBのHDDで保存しておくよりもコンパクトなUSBメモリで保存できた方がスペース的にも効率がよい。何やら図書館などの過去の文書のマイクロフィルム保存に似ている。マイクロフィルムはアナログデータ保存用だったが、USBメモリはデジタルデータ保存用である。


 高価だからという理由とは別に、紛失したときの損害のリスクが大き過ぎるので、あまり気軽に持ち運びするような使い方をするものではないような気がする。