ノルディックスキー女子ジャンプで活躍する日本人選手

 首都圏でも大雪に見舞われた休日だったが、雪どころか急斜面からの滑降、空中へのジャンプをものともしない女子高生もいる。ノルディックスキー女子ジャンプで世界で活躍する高梨沙羅選手(16)である。なんとW杯で今期すでに4勝、圧倒的強さで総合優勝する勢いである。

沙羅、逆転V!今季8戦4勝/ジャンプ(SANSPO.COM)

 五輪などでも、かつては女子競技としては考えられなかった女子サッカー、女子レスリング、女子マラソン、女子重量挙げなど、今では当たり前どころかメダル獲得の期待がかかる種目となっている。そしてもっと想像もできなかったのがスキー女子ジャンプである。女子だから高度が低いのかと思いきや、K点超えで最長不倒105mなどとは恐れ入る。男子でのK点がノーマルヒルで90m、ラージヒルで120mであるから高度もたいして変わらない。


 体操選手と同じで、子供の頃からやっているために恐怖心が起こらないのかもしれないが、一般人では想像もつかない。そしてこの年代で世界を制することになれば、今後はどこまで記録を伸ばすことになるだろうか。くれぐれも怪我にだけは気を付けて、五輪でもフィギュア選手などと同様に日本人選手のすばらしさを見せていってほしいものである。