東京メトロ駅で無料の無線LAN

 やっとというか、地下鉄で無線LANサービスの開始された。東京メトロ地下鉄の各駅だが、評判がよければ今後各路線に広がるだろうがどうなるか。以前ならノートPC向けのサービスだったのだろうが、今やスマホタブレットの時代である。

東京メトロ駅で無料の無線LAN スマホ向け アプリに情報配信も(ITmedia)

 自分も週に1度だが東京メトロを利用しており、銀座線ではないが表参道駅が乗り換え地点になっている。その日は実は今でもネットブックを持ち歩き、最近ではタブレットも加わった。ちなみにネットブックWindows XPが入っているのは当然だが、必要上UbuntuのデスクトップにLAMPのサーバー環境が入っている(笑)。なので無線LAN環境を利用する可能性があるのはタブレットの方である。


 もともと携帯電話の頃は地下鉄の中に入ると電波が圏外になってしまうことから、トンネル内も含めそれが通じるようになるサービスの普及が考えられていた。いわば地下鉄構内LANに接続するサービスなのであり、そこに付加価値的な広告配信サービスも入れるということだろう。正直広告はあまりいらないが、アプリによる登録制なので利用時間など制限はあるものの、長時間乗車したままではないしセキュリティのことなども考えれば、妥当なところだろう。新幹線などの長時間乗車になればまた話は変わってくるだろうが。


 それにしても電車の中での乗客の様子を見れば時代の流れがよく見える。現在はスマホの操作が圧倒的で次がタブレット、たまにサラリーマンが必要に迫られて、いまだにノートPCで書類を編集していたりする。そして「車内での携帯電話のご利用はご遠慮ください」などというアナウンスをいまだにやっている。携帯電話はダメだがスマホの利用は促進するのか、などと屁理屈も言いたくなる。一番減ったのは新聞を見ている姿だろうか。雑誌や本を含めてタブレットスマホで見ることができるようになってきたからだが、特に若い世代でスポーツ新聞を見ている姿はとんと見かけない。紙に頼るのは中年世代以降となっているのかもしれない。駅構内の販売店でもそのうち新聞や雑誌は扱わなくなるかもしれない。無線LAN接続が可能ならそれで済んでしまうであろうから。