世界のスマートフォンOSのシェアはAndroidとiOSで9割超

 ここ数年の間にスマートフォン市場では、後発であったはずのAndroidiPhoneがOSレベルで9割を超えるシェアを獲得するに至った。かつての携帯でのNokiaスマートフォンで先行していたBlackBerryは瞬く間に追い抜かれたことになる。

OS別世界スマートフォン市場シェア、AndroidとiOSが合わせて..(ITmedia)

 想像通り、AndroidiOSのシェアは他のOSに比べて圧倒的で、かつてのPCのWindowsMacOSのような関係に匹敵する。そのWindows自体はWindows 8発売の追い風によってWindows Phoneも伸びているとはいうものの、シェア全体では直近の四半期で2.6%に過ぎない。それもAndroidiOSのシェアを奪ったものではなく、BlackBerryなどがシェアを落としている部分の一部に過ぎないようである。Microsoftはモバイルをあきらめない、とはいうもののOfficeとの関連で、今後はWindowsタブレットは伸びるかもしれないが、スマートフォンでもWindowsという流れにはなりにくいと思われる。


 さて国内メーカーもAndroidスマートフォンを出荷はしているものの、何やら日本は世界のスマートフォンの市場から取り残されて、かつての携帯で言われたガラパゴスですらなくなっているようだ。国内市場がAndroidiPhoneによって植民化されてきているようにすら思える。